高梨さんと北条くん

「…あのさ…」

「うんごめん、本当ごめんお前が他の男のところに行っちゃうとおもって先走って」

私の声が聞こえないみたいにまくし立てる。


「…いや、ねえ…」

「ごめん、こんな欲望丸出しみたいな、でもやっぱお前といたいんだよ、ごめんこんなこと言ってなんだけど、今まで通り、図書委員として…」

「やだ!!!!」
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