Miracle X'mas −クリスマスイブノキセキ−
佐野くん、独り者なんだ…。
ドキュンっ!
おっと、ここでまた心臓がっ。
ダメだ、佐野くんが独り身でも
私には関係ないんだって
自分では全く制御出来ない。
「じゃ、渉子さん、
ありがとうございました」
席に戻れって事ね…。
「成田…渉子…成田…」
ん?今、佐野くんが
私の名前を呪文のように
呟いた気がしたけど、
気のせいかな…?