冷徹ドクターに甘やかされてます



「そうなった時、黙ってることが本人や周りの為になるとは思わない。…だから、もし灯に何かがあれば必ずお前に言う」



「……」



「命の終わりが分かった時にどうするべきか、お前なら間違った判断はしないとわかっているから。陸を信じているから、ちゃんと言う」



「…、…」





先生が、私を信じてくれている

なのに私はあんな一言に惑わされて

先生のことを信じきれずに





「…怖かった…」



「……」



「軽いキャバクラって聞いて来たけど…でも、やっぱり怖くて…春田先生の顔ばっかり思い出して…」



言葉とともに、ポロポロとこぼれだす涙


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