冷徹ドクターに甘やかされてます



「申し訳ないと思うなら、これ貼って」



「?」



「左肩、自分じゃ貼りづらいから」



「…うん、」



その湿布を手渡しては、白衣と下に着ていたシャツを脱ぎ半裸となった。



「って、えぇ!?春田先生!?」



「?なんだよ」



「そ、そんないきなり脱がれると…その、心の準備が、」



「脱いだ方が貼りやすいだろうが」



「そうだけど…」



半裸を見た途端に真っ赤になるその顔に、たかがこれくらいでと呆れる気持ちもあるもののいつもの彼女らしくて安心する。




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