冷徹ドクターに甘やかされてます
「……」
白衣を着ていることから恐らくお医者さんなのであろうその女性からは、じっと向けられる視線。
(はっ!見られてた!)
「す、すみません!」
「いえ、いいのよ。朝から元気なお嬢さんね」
にこ、とそう微笑む顔が眩しいその人は真っ黒のショートカットの髪に白い肌、小さな顔に長い睫毛…と誰が見ても美人と言うであろう女性
浮き出た鎖骨と、髪を耳にかける仕草がとても色っぽい
「春田先生、こちらは?」
「あ…すみません、うちの清掃のバイトです。弟が小児科に入院していて」
「あぁ、だから春田先生とも仲良しなのね」