冷徹ドクターに甘やかされてます
まぁ、どちらも可能性はある
何年もつけていればゴムが弱っていることもあるだろうし、子供が黙って持って行くことだってあるだろう。
どちらも仕方のないこと、
そうわかってはいるものの、諦めきれず探し続けている自分がいる
(…しかもなくした頃から陸もそっけないっていう)
「…、」
『やだっ…!!』
思い出すのは
先日の、拒む腕
(…さすがにあれは、ヘコむ)
ていうか何でいきなりあんなに避けるんだ?
俺何かしたか?
嫌われるようなこと…は特に心当たりないけど
ーガラ…
「…?」
「……」
すると突然開けられたドア。珍しいことにそこから姿を現したのは、松葉杖をついた久志だった