冷徹ドクターに甘やかされてます

12.




ー…



「…じゃあ、これで研修は以上ですね」



「はい。ありがとうございました」



それから数日後のある日の夜。

研修最終日を終え、俺は河上先生と二人仕事部屋で荷物や書類をまとめていた



「あの、春田先生?よかったらこの後食事でも…」



「あ…いや、俺はまだ仕事があるので。すみません」



「そう、ですか。じゃあまた今度…」



「……」



にこ、と微笑む顔をじっと見ては彼女に向かい合うように立つ。


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