冷徹ドクターに甘やかされてます
「そんな急いでどうした?バイトの時間はまだだろ?」
「あっ!そういえば先生!灯は!?」
「灯ならそこの検査室だけど」
「検査!?やっぱり何かあったの!?」
「違う。ただの定期検査。今日は時間の都合で朝イチになっただけ」
食らいつくように問う私に、先生はそう言っては手にしていた書類で私の額をペシッと叩く。
「定期、けんさ…」
なんだ、よかった…
「お前灯のことになるとパニックになりやすすぎ。少しは落ち着け」
「す、すみません…」