冷徹ドクターに甘やかされてます



「崎山先生!おはよう!」



「おはよ。今日も春田ラブだねぇ〜」



からかうようなその口ぶりに、彼は手にしていたペンをくるくると回しながら笑った。



「私、大人の女として見られてると思います…?」



「ううん、全然」



「!!」



自分で聞いておきながらも返された答えはグサッと刺さる



(やっぱり…!誰が見てもそうなんだ!)

ショックを受ける私に、崎山先生はポン、と私の肩を叩く。



「大丈夫だよ、陸ちゃん。気に留める必要ない。だってあいつ、ロリコンだから!」



「え!?」



「あ、でもこの前は看護師の飯田さん(56歳女性)と仲良くしてたかな…」



「えぇ!?」



「けどいつだったかは小児科の健太くんのお母さんと仲良かったかなー」



「えぇぇ!?」


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