駅で出会う君へ
「よかった。こーへんかと思ったし」

「そんなわけないよ。それより、何の用?」

「あのさ…あーぇと…
  やっぱ、なんもない。ごめんな…?」

永瀬くんが空き教室から
でていった。
でも私ゎ見たんだっ
出て行く前に
見えた永瀬くんの顔が。

少し頬を染めて
何かを思い詰めたような
苦しそうな
後悔した顔をしていた。

そんなに伝えたいこと
だったんだ…って思った。

教室に戻ると永瀬くんゎ
友達と一緒に
笑いながらお弁当を食べていた。
安心した……。

さて、と!
私もお弁当食べなきゃ!

さとみんゎ自分の席で
食べているから
隣の席を借りなきゃ!
確か隣ゎ広瀬君…だったよね?

「広瀬くーん!」

席を借りるため広瀬くんの
名前を呼んだ。

「なーヒロやん!(←広瀬くん)
  桜田が呼んでるでー?〔ニヤニヤ〕」

「え!?は?な、な、なんだよっ///」

なんなわけ?
毎回毎回話しかけるたびに
どーしてあんなに
ビックリ
されないといけないわけ?
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