駅で出会う君へ
「里乃だってさぁ~
 好きな人に嫌って言われたらぁ~
   キツいでしょぉ~?」

あー、そーゆーことかぁ。
…ん?待てよ…

好きな人!?

「好きな人って!?」

「そーだよぉ~。
 永瀬くんの好きな人ゎ
   里乃なんだからぁ~!
 私達のクラスで知らなかったのゎ
    きっと里乃だけだよぉ~?♡」

そ、そんな……///
「そんな訳ないって!じゃーね、さとみんっ」

さとみんと分かれたあと
私ゎ走って走って走った。

さとみんの言ってたことが
本当なら
どーしたらいいのー?

走り疲れて
歩いているとうしろから
手を捕まれた。

振り返ると
30~40代くらいの
おっさんだった。

おっさんゎニヤケていて
気持ち悪かったから
私ゎ怖くなって大声で叫んだ。

「誰か来てーっ!!」

ドカッドカッ!
って音がしたかと思ったら
おっさんの手ゎ私から離れた。

前を見ると永瀬くんがいた。
少し怒っているような
顔に見えたんだけど助かったことに
安心した私ゎ広瀬くんに
抱きついた。

自然と涙が溢れて
止まらなくなった。

「ぉ、おい!離れろってっ///」

永瀬くんの声で
我に戻った私ゎ永瀬くんから
飛び退いた。

「ぁ、その…ごめん。
 あと、助けてくれてありがとっ」
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