愛するお方がサンタとなりました

ぢーんと鼻をかみかみしていれば、そんな冷たいことを言われてしまったわ。体まで冷えきってしまったわ、これはあなたを抱いて温かくしなきゃ。


「お、ま、え、はーっ。いい加減、離れろ！これからプレゼント配りに、行かなきゃなんねえんだよ！」


「プレゼント配り……、お茶の間の皆さまに、あなたの犯罪的可愛さ交えたコスプレ姿を見せに行くと言うの!?」


「真顔でこっ恥ずかしいこと言うんじゃねえ！だから、好きでしてんじゃねえよっ。今年のサンタに選ばれただけだ！」


「あなたにこんな格好で営業させる上司に、泣いてお礼言いいながらGJして、そんなあなたの恥体を見て悶絶する奴らを土に埋めたいのだけれども。大変ね、クリスマスだからってこんな格好させられるだなんて」