365回の愛してるを君に










「青峰、ちょっと来い」




りょうくんと楽しく話してたのに


先生に呼び出されてしまった。



「…はぁい、今行きます」



「あ、じゃあハル、これ…」




りょうくんがわたしに


小さく折りたたんだ紙を差し出す。


私が受け取ると




「後で読んで」



そう言ってわたしに背を向け


廊下を走っていくりょうくんが


どこか寂しそうに見えたのは


気のせいだろうか…?









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