レンタル彼氏
「そうだけど…何か変だったかな…?」
「ううん。可愛すぎてビックリしただけ…」
「良かった…竜希くんも前と何か違うね…」
「そう?」
「うん。凄く良い!」
「ははっ…ありがと!」
初めてあった日はシンプルな私服で大人っぽく決めてたけど、今日は少し子供のような元気な感じの服を着ていた。こっちの方がなんとなく落ち着いた。
「じゃ、今日まず映画行こうか!」
「何見るのー?」
「怖いやつ!!」
「ふふっ…良いよ。行こ!!」
「うん!!手繋ご?」
「うん♪」
ギュッ
ああ。やっぱり。竜希くんの手大っきくて暖かくて落ち着くな。
「ねぇ」
「ん?」
「今日ここに来る途中可愛い男子にぶつかったんだ!女嫌いなね(笑)」
「あ。そいつ多分悠。オレと同じクラスのやつ。」