レンタル彼氏
「瑠美ちゃんが好きなんだ。」
「嘘…私を…?」
「うん。初めてあったあの日からずっと瑠美ちゃんが気になってた…」
「そうなんだ…」
「うん…返事は真剣に考えてほしい。」
「分かった…」
「うん。今日はもう帰ろうか。」
「う…ん」
「気持ちを整理したいだろうから送らないね」
「うん…バイバイ…」
「またな」
結局映画を見ず帰ることになった。てか、竜希くんが私を好きだったなんて…
私、竜希くんの手おもいっきりはらっちゃったし…
「賢斗からも言われたのに…」
頭がごちゃごちゃする。気持ちに整理がつかない。気持ちが空回りする。どうすれば良いんだろう…
「ただいま。」
家につき、そのまま自分の部屋に駆け込んでベッドに横たわった。
そして賢斗のこと、竜希くんのことを考えた。