レンタル彼氏

「あまり遅くならないようにね」

「はぁい。行ってきます」
そして私は賢斗ん家に向かう。まぁ向かうっていっても隣だけど。

ピーンポーン

出来れば賢斗に出てほしいなぁ。お兄さん2人はちょっと気まずいから…
カチャ

あ。開いた。

「瑠美?ゴメン寝ててメール今気づいた。」

「あー全然良いよ。」

「まず、上がって。」

「うん。」

賢斗ん家久しぶり。何年ぶりだろ。賢斗が家に来たことは何回かあるけど私が来るのはホント久しぶり。

「お茶でいい?」

「うん。」

コトッ

「どうぞ」

「ありがと。」

沈黙が続く。私から話さないと…
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