レンタル彼氏
このまま瑠美ちゃんといるのは辛い。だからオレは保健室を出ようと決めた。
「ゴメンな。」
うつむいてる瑠美ちゃんにそう言い、保健室を出ようとした時、
ギュッ
誰かにそでをつかまれた。
「待って」
瑠美ちゃんだった…
「竜希くんのせいだからね!!竜希くんが保健室にいなければ寝れたし、寂しい思いしなくて良かったのに…竜希くんがいたせいで気持ち変わったじゃん…今さら出てきてホント何なのよ。出てくとか言って私の側から離れないでよ…!」
寂しい?離れないで?
ねぇ瑠美ちゃん…それって…
「期待して良いの?」
「え?」
「ううん。何でもない。行かないよ。ずっと瑠美の側にいる。」
「………!ありがとです」
「うん…」
瑠美ちゃんは一瞬驚いたけどオレにお礼を言った。そして…
「あいちゃんとはどうなった?」