レンタル彼氏

｢どうした??｣

｢私、気づいたの…好きな人がいるって。賢斗はやっぱ大切な幼馴染みで、恋愛感情を持てない。ゴメン…私と別れてください…｣

｢ははっ…そうか…少し悔しいけど恋愛感情を持てないんだから仕方ないよな…うんしょうがない!!オレ、お前の幼馴染みで十分だわ!!｣

｢………ありがとう！｣

｢おう…！｣

賢斗とは別れた。でもまだいかない。まだもう一人ケジメをつけなきゃいけない人がいる。

｢じゃ…行くね｣

｢おう…｣

早く行かなきゃ…

｢オレの初恋はずっとお前だった。けどオレはお前の幸せなとこ見るのが一番の幸せだからそれで良いんだ…｣

｢あいちゃん｣

｢瑠美!!!!おはよ♪あいつと進展あった？｣

｢別れた。｣

｢え?!!!!いつ?!!!!｣

｢今日。｣

｢そっかぁ〜まぁ新しい恋探し｢あいちゃん。｣…え？｣

｢私、気になる人がいるから賢斗と別れた。｣

｢え?!!!誰!????｣

｢竜希くん…｣

｢え…瑠美…本気で言ってんの…？｣