レンタル彼氏
「いや…オレと瑠美を会わせてくれた愛美、今まで育ててくださった家族の方々…ありがとう…」
「お兄ちゃん…」
「お前も瑠美と親友で良かったか?」
「あたりまえでしょ…!るーちゃんは、私の一生の親友だよ…」
「そうか。良かった…」
「うん…あなたもでしょ…滝沢賢斗くん…」
「当たり前だ…」
賢斗…
「皆…皆さん…少し、瑠美と2人にしてくれませんか?」
「「「「「分かった」」」」」
パタン
瑠美、久しぶりだな…綺麗になったな…
オレ、後悔はしてないよ…
瑠美の頬に触れようとしたら瑠美に一番近い机に目がいった。オレ宛の手紙があった。オレはその手紙を取り読んだ。
竜希くんへ
この手紙を竜希くんが読んでるときもう私はこの世にいないと思います。私の事実聞いた?ビックリしたよね。竜希くんに悲しんでもらいたくなくて言いませんでした。ゴメンナサイ…
字汚くてゴメンね。これが私の最後の力だから…
本題に入るね。
私たち出会いはレンタル彼氏だったよね。
こんなに進展するとは思っていなかったよね。