レンタル彼氏

「ありがと。でも瑠美ちゃん大人っぽいね。」

「いやいや…竜希くんこそ!!」

「オレ、高校3年で1つ上だからそう感じるんだよ…」

「え?!先輩だったんですか…タメ語ですみません…!」

「いや良いよ。オレは瑠美ちゃんの彼氏なんだから気にしないで…。」

「あ。そうだったね。」

いけない、いけない…

「それより少し歩こうか。ほら手。」

え?!手繋ぐの?!

「うん。」

ギュッ

うわ〜。竜希くんの手大っきいな〜。てかあったかい…

「そういえば、あいちゃんとはどこであったの?」

「う〜ん。あったというか幼馴染み。愛美が中学入ったら付き合うって決めてたんだ。」

「へ〜。あいちゃんのこと大好き?」

「大好きだよ。何か照れ臭いな。」

「ふふ…。誰かを好きになるって楽しそうだね♪」
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