レンタル彼氏
「楽しいよ。瑠美ちゃん、今年何人からコクられた。今の所。」
「ん〜。10人以上かな。」
「OKしないの…?」
「ん〜。あっちが好きでいてくれるのは嬉しいけど、知らない人ばかりで…」
「そっか。いつか瑠美ちゃんにも必ず好きな人が出来るよ。」
「ありがとう。」
いつか私にもホントに好きな人、出来る日が来るのかな…
「今日はここらへんで終わりにするか。送るよ。」
「あ!近いから大丈夫。」
「いや、オレは彼氏なんだから気にすんな。」
「うん…ありがと。」
そして私と竜希くんは歩いてた道をひき返し、私の家へと向かった。
「ここまでで良いよ。ありがとう。」
「うん!!じゃ、メールするね。」
「うん!!またね!!」
「おう。」
そして私は竜希くんの姿が見えなくなるまで竜希くんの後ろ姿をながめていた。