人魚姫と海の涙
第八幕 血と潮
私の選択で、心ちゃんが助かったのは確かなこと。
でも、今更私は選択を後悔しているのかもしれない。
ディフに対する恋心は留まるところを知らずに膨らみ。
彼を思うだけで、胸が辛く痛んだ。
ああ、私は死ぬんだな。
不思議と怖くはなかった。
ディフに想いを告げられればそれでいい。
心ちゃんを置いていくことになる。
私の涙が尽きれば心ちゃんも死に絶える。
私の身勝手で家族を殺す。
彼女が死ぬとき。
その時に彼女の手を握るのは、私じゃない。
でも、きっと、絶対。
ディフがあの子の手を握ってくれる。
そう、信じてる。
自分勝手だけど。
私は死が怖くはないのだもの。
家に帰ろう。
そして、想いを伝えて別れよう。
何時かまた。
廻り会うことを祈って。
でも、今更私は選択を後悔しているのかもしれない。
ディフに対する恋心は留まるところを知らずに膨らみ。
彼を思うだけで、胸が辛く痛んだ。
ああ、私は死ぬんだな。
不思議と怖くはなかった。
ディフに想いを告げられればそれでいい。
心ちゃんを置いていくことになる。
私の涙が尽きれば心ちゃんも死に絶える。
私の身勝手で家族を殺す。
彼女が死ぬとき。
その時に彼女の手を握るのは、私じゃない。
でも、きっと、絶対。
ディフがあの子の手を握ってくれる。
そう、信じてる。
自分勝手だけど。
私は死が怖くはないのだもの。
家に帰ろう。
そして、想いを伝えて別れよう。
何時かまた。
廻り会うことを祈って。