SUMMER SCHOOL!!



「え、え?海輝くん?」



「俺、杏樹に触れてないと死にそう……」



パニック状態のあたしに

さらに、爆弾発言。




か、海輝くん〜………!!?



「杏樹………」


少しの沈黙後

名前を呼ばれ、顔を上げると


ちゅっ……


不意に触れた、唇。



いつもより、熱い唇。


熱がそのまま、伝わってる感じ……


熱い………





「海輝、くっ……んっ」




触れるだけのキスの次は

もっと、強引にーーー



深い、キス………。



「ふ……ぁっ……ん」



自分の口から漏れる吐息が

自分じゃないみたいで、

すごく、恥ずかしい気持ちで

いっぱいだったけど、



……………離してほしくない…



時間がたつにつれ、

そんな気持ちでいっぱいになった。




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