SUMMER SCHOOL!!
ドサーーー
キスの位置がだんだん下がり、
鎖骨にチクっとした
痛みがしたあと…
ベッドに沈むからだ。
それでも、止まらないキス。
「あっ…かぃ、き………くん……」
あたしの上に跨る海輝くん。
熱のせいか、
潤んだ瞳に流れる髪。
赤く火照ったような顔。
いつもと違う、海輝くんに
心臓が今にも壊れてしまいそう………
「杏樹………」
また、キス……!!?
と、慌てつつも
キスを受け入れようとすると…
そのまま、ドサッとあたしの上に
倒れこんだ。
「え?海輝くん!?大丈夫!?」
と、叫んで背中をトントン叩くと
隣からスヤスヤと
規則正しい寝息が聞こえてきた。
その、声にホッと胸をなでおろす。
驚かせないでよね………