SUMMER SCHOOL!!


ドサーーー


キスの位置がだんだん下がり、

鎖骨にチクっとした

痛みがしたあと…


ベッドに沈むからだ。





それでも、止まらないキス。




「あっ…かぃ、き………くん……」



あたしの上に跨る海輝くん。

熱のせいか、

潤んだ瞳に流れる髪。


赤く火照ったような顔。


いつもと違う、海輝くんに

心臓が今にも壊れてしまいそう………




「杏樹………」



また、キス……!!?


と、慌てつつも

キスを受け入れようとすると…



そのまま、ドサッとあたしの上に

倒れこんだ。




「え?海輝くん!?大丈夫!?」


と、叫んで背中をトントン叩くと


隣からスヤスヤと

規則正しい寝息が聞こえてきた。





その、声にホッと胸をなでおろす。


驚かせないでよね………






< 149 / 156 >

この作品をシェア

pagetop