SUMMER SCHOOL!!
もう少し一緒にいたら、危なかったなぁ……
と、思いつつ階段を降りると
リビングには、
さっきのきれいな人!
「あら!杏樹ちゃん!もう帰るの?」
あたしに気づいたその人は
また目を輝かせて、
あたしのもとまで来た。
「あ、はい…ありがとうございました…」
「いいのよ!それより、夜ご飯!
食べて行かない?」
急なお誘い。
迷惑じゃ………ないの?
と、思いながら
首を横にふろうとしたら、
「ていうか、食べて行きなさいね!
杏奈にはもう言ってあるから!」
え?
いきなりでたあたしの
"お母さん"の名前。
なんで、知ってるの?