SUMMER SCHOOL!!
俺が家につく頃には
玄関の前に忍はもういた。
「遅かったなー」
「ちょっとな」
コンビニよってお菓子かってたから
話すときになんかねぇと
つらい気がする。
と、思って買ってきた。
「まあ、はいれよ」
「ん、さんきゅー」
時刻は1時すぎ
両親は共働きだし兄弟もいない。
だから、基本家には俺一人。
「で?なんで家まで来た?」
「あー、直接のほうがはやいと思って」
まあ、そーだよな
納得しながら階段を上がる。
部屋に入るとドカッと
ベットに座る忍。
「それで?話は?」
「あぁ、杏樹ちゃんか?」
「はぁっ!!?」
急に出た名前に飲んでいた飲み物を
吹き出しそうになった。
「な、なんだよ急に」
むせそうになりながら
答えると、ちょっと顔を歪めた
忍が
「お前いつからそんな
わかりやすくなったんだよ」
といった。