SUMMER SCHOOL!!



あたしの意見を無視して


手を引いて歩き出そうとした瞬間



肩に重みがかかって、



「コイツ、俺のなんで」



という、低い声が間近で聞こえた。



声の方を見ると、

武下くんがいて


「なんだよ、彼氏持ちかよ」


って、男の人たちは去っていった。



ホッとしたのもつかのま


肩を両手で、つかまれ


「大丈夫か!?」


って、声を張り上げるから


びっくりして



頷くことしかできなかった。



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