私を見てくれていた人


「女子とかまぁ、主に先輩が多いと妬みとかそ
 の他もろめろ多いんですよ。」


先生はそうなのか。と相づちを打つ


「だから、マネージャーの仕事がキツいってい
 うことよりも人間関係がごちゃごちゃな部活
 に入りたくなかったんで…野球部を選んだん
 です。」


本当にただそれだけ。

人間関係は、社会に出て行く上でも大切なことだって分かってるし部活でそれを経験していくのが一番良いってことも分かってる。
けど…私はバスケ部には入りたくないから。



「なるほどな。
 まぁ、理由はどうであれ頑張ってくれよ。」


自分で聞いたんでしょうが…

理由はどうであれって…。


「はい、頑張ります」


まぁ、頑張るけどね…


「ところで、」


「はい。」


「まだ見学してくか?」


もう大分暗くなってきたし。と付け足す


「そうですね。 
 友達の様子見に行ってからまだ時間があった
 らまた見に来ます。」


「そうか。
 明日もよかったら来てくれ。」


「はい。
 ありがとうございます」


「明日来るんなら、マネージャーの仕事を教え
 るから」


まじか~……


早速ですね。



頑張らんとアカンなw


「お願いします!」


それじゃ、と言って私はグラウンドから体育館へと向かった


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