私を見てくれていた人

「おーい、そこのお二人さん!」


今度は広原が声をかけてきた


「今度は俺が仲間外れぇ」


「あぁっ!
 ごめんごめんっ」

私はあわてて謝る

「別にいいけどぉ。」

いいんかい!

「ところでさ、君誰?
 俺は、広原輝!」

あ、そういえば初対面だったわ
この二人。

って、私と広原もかっ!

「広原くんかぁ、
 じゃあみっつーかな?
 私は立花彩矢!よろしくぅ」


「なんだよみっつーって」

広原は、
笑い出した

「ぇー?そこ笑うとこ?
 結構いいあだ名だと思うんだけどなあ」

いやいや
彩矢、そこじゃないからさ

「バカが二人………」

あっ
思わず本音が…………

「んだよバカ二人って!」
「なにー?バカ二人だとぉ?」

は、ハモったし!

「ぶっ、アハハハハハハハハハハっ」

お腹を抱えて笑う私と 
怒るバカ二人…じゃなくて、彩矢と広原


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