不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
*Sweet・Christmas*

◇思いきって、お誘い[柚side]


もう12月。


蓮と付き合い始めて、半年以上…経っちゃったんだ…。


なんだか、とてもあっという間な気がする…。


そう感じるのは、やっぱり…蓮と過ごす日々が楽しくて、充実してるから…だよね。


笑みを零すと、突然…蓮が私の顔を覗き込んできた。


「柚、授業…終わったぞ?」


「えっ!?」


その言葉にハッとして、キョロキョロと教室を見回す。


すると、いつの間にか本日最後の授業が終わったようで、みんな帰り支度を始めていた。


蓮のことを色々考えていたら、授業が終わったことに全然気付かなかった…。


ビックリしながら授業のテキストやノートを閉じていると、蓮がフッと笑った。


「柚、すげぇニヤケてたけど、何考えてた?」



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