不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
この店で色々と見ていた時、柚がマカロンのストラップを気に入って…
後日、プレゼントしたんだよな…。
あの日、見せてくれた柚の可愛い笑顔…今でもハッキリと焼きついてる。
ますます柚に惚れた、瞬間だった。
決めた。
この店でプレゼントを選ぼう。
俺は、落ち着いた照明の店内へと入った。
「いらっしゃいませ〜!」
明るく挨拶する店員の声。
店内は相変わらず女が多い。
学校帰り、あるいは仕事帰り…と思われる女たちで賑わっていた。
柚が一緒の時は気にならねぇけど、一人だと…居づらい空間だな…。
あまり周りを気にしないよう、プレゼント選びに没頭しよう。
店内をゆっくり移動する。
女たちの視線がこちらに注がれてる気はしたけれど、一切無視して雑貨やアクセサリーに視線を向けた。