不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
色々ありすぎて、悩むな…。
何にしようか決めかねていると、一人の女性店員がニコニコと笑顔で近付いて来た。
「もしかして、彼女さんへのクリスマスプレゼントか何かをお探しですかっ?」
「…………。」
「今、ご覧になっていただいてるアクセサリーは、クリスマス限定のものなんです!数にも限りがある特別なものなんですよ!」
いきなり説明をし始める店員。
別に、俺…説明が聞きたいわけじゃねぇんだけど。
少しイラッとしながら、眉をしかめた。
「もしよろしければ、一緒にプレゼント選びのお手伝い…いたしましょうか?」
んなこと、しなくていい。
俺は一人で選ぶから、邪魔すんなよ…。
店員にキッパリ断ろうと口を開いた時だった。
「すみませんが、一人で選ばせてやってくれませんか?コイツ、好きな女の子以外の女性と話したり接したりするの嫌いな奴ですから…。」