不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
「ひゃあっ!!蓮ってば、何言ってるの!?」
体を仰け反らせる私。
アタフタしていると、蓮は私の唇へとキスを落とした。
「本心なんだから、仕方ねぇじゃん。」
「………っ…」
顔が尋常じゃないぐらい熱い。
吹き抜ける冷たい風が、涼しい…なんて感じてしまうほどだ。
まだ、私の家の前なのに…。
これから、蓮の家に向かうところなのに…。
既に、蓮のストレートな気持ちに翻弄されっぱなしな私。
この調子で、保つんだろうか…私の心は。
ドキドキし過ぎて、破裂したりしないかな…。
そんな心配を抱きながら、冬空の下、蓮と一緒に歩き始めた。