不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
「きゃっ、蓮…!ど、どうしたの…?」
「飾りつけとか、食材を冷蔵庫に入れるとか、それよりも先に、まず…柚に触れさせろ。」
ドクンッと心臓が跳ねる。
「い、今の今まで…手を繋いでいたでしょ…?」
「手を繋ぐぐらいで、俺が満足するわけねぇだろ。もっと柚に触れたくてたまらなかったんだから。」
優しく頭を私の撫でてから、首筋に顔を埋める蓮。
そこに口付けられて、私はピクッと体を震わせた。
「やっ、蓮…待って。」
「待たねぇ。そもそも、可愛すぎる柚が悪い。しばらく堪能させろ。」
私の声は聞き入れてもらえず、蓮は強く抱き締める。
時折、唇や頬…首筋にキスを落とされ、その度…心臓が勢いよく跳ねた。
普段の蓮も、かなり甘い雰囲気だけど…
今日は…いつも以上な気がする…。
なんだか、とびっきり甘い…。