不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
「夕飯、食べおわったら…ツリーを見に出掛けようか?」
「えっ、ツリー?」
予想してなかった言葉に振り向くと、蓮は優しい笑みを浮かべる。
「ああ。この近くに、最近出来たばかりの公園があってさ。なんか…12月中だけ大きなクリスマスツリーがあるらしいんだ。」
「うん、行きたい!」
蓮と一緒に家で過ごすだけでも十分嬉しいけど、更にお出掛けもすることになるなんて…。
凄く嬉しい…。
楽しみだなぁ…。
心を弾ませていると、蓮は私の頬にキスを落とした。
「んじゃ、決まりだな。」
目を細めて笑う蓮に、私も笑顔が溢れる。
蓮に抱き締められながら、温かくて幸せな気持ちが心を包んでいた。