不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*

「夕飯、食べおわったら…ツリーを見に出掛けようか?」


「えっ、ツリー?」


予想してなかった言葉に振り向くと、蓮は優しい笑みを浮かべる。


「ああ。この近くに、最近出来たばかりの公園があってさ。なんか…12月中だけ大きなクリスマスツリーがあるらしいんだ。」


「うん、行きたい!」


蓮と一緒に家で過ごすだけでも十分嬉しいけど、更にお出掛けもすることになるなんて…。


凄く嬉しい…。


楽しみだなぁ…。


心を弾ませていると、蓮は私の頬にキスを落とした。


「んじゃ、決まりだな。」


目を細めて笑う蓮に、私も笑顔が溢れる。


蓮に抱き締められながら、温かくて幸せな気持ちが心を包んでいた。



< 36 / 60 >

この作品をシェア

pagetop