不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*

その後、夕飯の料理も完成し、二人で楽しく食べた。


いつもながら、柚の料理は…ものすごく美味い。


ビーフシチューは、肉も野菜も、とろけるような柔らかさで絶品だったし、サラダも美味かった。


そして、あらかじめ作ってきてくれたケーキ。


甘さ控えめで、いくらでも食べれそうなぐらいの美味しさだった。


何度も“美味い”と口にする俺に、柚は…とびきり嬉しそうな笑顔を浮かべていて…


至福の時間を過ごせた。


食事の片付けがひと段落した後は、しばらくリビングで、休憩。


俺の足の間に柚を座らせて、ギュッと抱きしめる。


最初は恥ずかしがっていた柚だけど、時間が経つにつれて慣れてきたのか、俺の胸に背中を預けてくれた。


そんな仕草も可愛くて、正直…このままベッドに運んでしまおうか…と思った俺だけど…


グッと堪えた。


なぜなら、夕飯が終わったら…公園にクリスマスツリーを見に行く約束をしたからだ。


一緒にツリーを見て、クリスマスプレゼントを渡して…


柚を驚かせたいもんな。



< 46 / 60 >

この作品をシェア

pagetop