不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
「柚、気に入ったか?」
「うんっ、ありがとう!」
満面の笑顔で頷く。
こんなに可愛らしいイヤリングをもらっちゃった…!
蓮からのサプライズなプレゼントに、胸が甘くときめく。
嬉しい気持ちに浸っていると、蓮は繋いでいた手をそっと離して、私の耳たぶに触れた。
「そのイヤリング、ちょっと…つけてみてもいいか?」
温かな指先にドキンと鼓動が波打つ。
「う、うん…。」
ぎこちなく返事をすると、蓮は私の手のひらにのせていたイヤリングを手に取る。
そして、私の耳に優しくつけてくれた。
「どう?」
「すげぇ、柚に似合ってる。」
目を細めて笑顔を見せる蓮に、心拍数が一気に高まっていくのを感じた。