不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
「蓮、ずっとずっと大切にするね!本当に、ありがとう…。」
私は素早く蓮の頬にキスをする。
夜とは言え、ツリーの周りには…ちらほらと人がいる。
唇にキスするほど大胆にはなれなくて、頬に軽くキスをした。
や、やっぱり…自分からキスするのって、やっぱり恥ずかしい…。
ジワッと顔が熱くなるのを感じていると、蓮は口元を緩めて笑う。
「柚、今の…可愛すぎるだろ。でも、欲を言えばキスは…こっちに貰いたかったけどな。」
「えっ……んっ!」
その直後、蓮が唇を重ねた。
後頭部に手を添えられて、啄むように何度も口付けられる。
「ふっ…んんっ…」
甘くて温かくて、とろけてしまいそうだ。