不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
「柚、来年も…この先も…こんな風に二人でクリスマスを過ごそうな?」
「…うん。一緒に過ごそうね…!」
声を弾ませながら答えると、蓮は私の前髪にキスを落とす。
そして、そのまま唇を耳元まで滑らせた。
「柚、ずっと…愛してる。俺の女は、お前しか有り得ねぇ。」
温かみのある優しい声が、鼓膜を震わせる。
嬉しくて嬉しくて、胸がいっぱいになってしまった。
「私も、蓮が大好き…。ずっとずっと、愛してるのは蓮だけだよ…。」
蓮以外の男の子なんて、考えられない。
それぐらい、蓮に惹かれてるんだ…。
「やべぇ。柚からの愛の告白、めちゃくちゃ嬉しいんだけど。」
照れくさそうに笑う蓮に私も、笑顔が溢れる。
「私も、蓮の言葉…とても嬉しいよ…。すごくドキドキしてるもん…。」
胸元に手を当てると、蓮は私の頭を優しく撫でた。