不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
い、言っちゃった…。
蓮…OKしてくれるかな?
ドキドキしながら返事を待つ。
すると、すぐに蓮は優しい笑顔を向けてくれた。
「柚、その誘い方…すげぇ可愛いんだけど。」
「えっ?」
「クリスマス、二人で過ごそうな。」
「うん!」
可愛い誘い方…なのかは分からないけど、今年のクリスマスは蓮と一緒かぁ…。
嬉しいな…。
思わず、頬がフワッと緩む。
心を弾ませながら歩くうちに、いつの間にかクレープ屋さんに到着した。
選んだのは、フレッシュなベリーとバニラアイスがトッピングされたクレープ。
蓮が店員さんに注文してくれて、クレープが出来上がると、すぐに私に手渡してくれた。
焼きたての温かいクレープ。
パクリと一口食べると、ベリーの甘酸っぱさとバニラアイスの甘さが口の中に広がった。