不良狼の一途な溺愛【番外編】*Sweet・Christmas*
「柚、うまいか?」
「うん、すっごく美味しい!連れてきてくれて、ありがとう、蓮!」
ニッコリ笑うと、蓮は照れくさそうに頭を掻いた。
「柚の笑顔、やっぱり最高だな。また、この店に来ようぜ?」
「うん!」
コクンと頷いて、クレープを口に運ぶ。
そんな私の姿を満足そうに見ている蓮。
ずっと見られるのは、恥ずかしいな…。
そう思った私は、何か話をしようと思い、声を発した。
「そ、そうだ…!クリスマスと言えば、プレゼント…だよね?」
「ん?」
「蓮、クリスマスプレゼント…何が欲しい?」
蓮の誕生日の時は、サプライズでお祝いをした。
プレゼントも内緒で買った。
蓮には喜んでもらえたし、サプライズもいいんだけど、今回は蓮が“欲しい”っていうものをプレゼントにしたいんだよね…。