平凡な憂の非日常

ビールを置いて、ゆっくりタンスに近づくとタンスから声が

「に゛ゃ~」

「なんだ~~ネコか。

って、それはそれでダメだろうが!

しかも鳴きまね

めちゃくちゃ下手くそじゃねぇか!」

怒りにまかせて、勢いよく扉を開けると

小さく体育座りしたオッサンが居た。

「・・・渡辺さん」

あきれて何も言えないよ。

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