chocolate
「俺が苦しいのは仕方ないけど…
亜希は、まだ間に合うよ。

亜希をアイツに渡したくない。」

貴司の前髪に触れたあと…
耳に触れて…アゴのラインに触れて
唇に触れた。

「大丈夫だよ。

…課長は私を好きにならないよ。」

貴司は正直に課長の奥サン…
先生との恋の話をしてくれたのに
私は課長とのことを隠した。

毎日…キスしていたこと。

「痛っ…。」
唇に触れたゆびを噛まれた。

ニコッと笑う貴司はズルイ。
そしてまた、唇が触れた。

「…ダメだよ…朝だよ?貴司…。」

太陽に観られている。

それでもやめない貴司のキスが
だんだん心地よくなってく。

やっぱり…ダメ…おいしい。

「…やめないよ。」
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