chocolate
003
総務部には3名の女性社員が居る。
先輩と後輩と私。
年齢少しずつ離れているからか
付かず離れずの距離が丁度いい。
男性の好みも違う。
それもそれで距離が丁度いい。
貴司はいつも甘い顔してニコニコして
愛想を振りまいているから
同期入社で気付いていたけれど
ほかの部署でも人気はある。
中西課長も慕われている。
営業部の課長、ということだから
厳しい面もあるけれど…とても
優しい男性なんだと思う。
休憩室兼給湯室にある
自動販売機の前に居ると
ふと貴司と中西課長が浮かんだ。
「あ。佐久真…。何か飲む?」
思い浮かべていた男性が
目の前に居ると判断するのに
少し時間がかかってしまった。
「中西課長、お疲れ様です。
…ご馳走してくださるんですか?」
反射して笑顔を作ってしまう。
ドキドキしてカフェオレを指差した。
先輩と後輩と私。
年齢少しずつ離れているからか
付かず離れずの距離が丁度いい。
男性の好みも違う。
それもそれで距離が丁度いい。
貴司はいつも甘い顔してニコニコして
愛想を振りまいているから
同期入社で気付いていたけれど
ほかの部署でも人気はある。
中西課長も慕われている。
営業部の課長、ということだから
厳しい面もあるけれど…とても
優しい男性なんだと思う。
休憩室兼給湯室にある
自動販売機の前に居ると
ふと貴司と中西課長が浮かんだ。
「あ。佐久真…。何か飲む?」
思い浮かべていた男性が
目の前に居ると判断するのに
少し時間がかかってしまった。
「中西課長、お疲れ様です。
…ご馳走してくださるんですか?」
反射して笑顔を作ってしまう。
ドキドキしてカフェオレを指差した。