chocolate
私は…貴司を
好きになってきているのかも
分からなくなってきた。

いつも想うのは中西課長で
胸が痛くなるのも課長で…

もしかしたら…貴司も同じように
考えているのかもしれない
と、思うようになった。

私を好きになってきているけれど
やっぱり想うのは先生。

それでも苦しくなるから
貴司は私を求めて、私も貴司を
求めている気がした。

こんな中途半端な感じで
なんとなく過ごしていて…
気がつくと桜が咲いていた。

あまりにも綺麗で
忙しい日々からも解放されて
ちゃんと考えようと思った。

貴司とのコト。

今年は総務に配属の子は居ない。

仕事も同じようなコトの繰り返しで
きちんと、作業を行うことを
心がけていた。

貴司のコト、ちゃんと…考えて。
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