chocolate
会話が静かに無くなった頃…
私を抱きよせてくれた。

相変わらず聞こえる
中西課長の心臓はトクントクンと
早めに心臓が動いていた。

「俺、亜希に虜になってるかも。」

…さっき聞いた課長の恋愛話で
中西課長の恋は今までで2回と
言っていたのを思い出した。

初めての彼女とずっと長くて
二人目の彼女である奥サンと
少し付き合って、結婚したらしい。

課長にとっては久しぶりの…。

気がついたら、唇は重なっていた。

温かくて柔らかい唇と舌が
絡まってく…。

ぎゅっと抱きしめてくれる
課長にしがみつくように…
私は吐息を漏らしていた。

「亜希…。」

中西課長が優しく私の名前を
何度も呼んでくれていた。

まるで私のコトが好きみたいで
私はますますドキドキしていた。
< 80 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop