夏色の約束。~きみと生きた日々~
でも、それでもドキドキしてしまうってことは、やっぱりなつはあおちゃんのことが大好きなんだよね。
「あおちゃん、もうすぐ1時だよ?ほら、見て!今日もすっごくいい天気なんだから!」
なつはいつものように、笑顔であおちゃんに話しかけた。
「ちょっと、外の風浴びてみよっか?夏の風だから少し生暖かいけど、気持ちいいと思うよ」
そう言ってなつは、あおちゃんの髪の毛をサラッとなでると、窓際に向かって足を進める。