夏色の約束。~きみと生きた日々~
あおちゃんが生きた13年間が、どれほどつらく苦しいものだったのか。
この13年間の中で、あおちゃんがどれだけ泣き、どれだけ生きたいと願ったのか。
「考えてみてください。もし今あなたが、ここで命の終わりを告げられたら。明日死ぬ、あと1ヶ月、あと半年の命だと言われたら。あなたは、どうしますか?」
なつの切実なその問いかけに、みんなが下を向く。
「こうして考えてみると、一分一秒がとても大切に思えてきませんか?私たちが何気なく過ごしている毎日も、その大切な一分一秒が積み重なってできたものなんです」
そうだよね、あおちゃん?
なつたちが過ごしてる一日一日は、奇跡の結晶なんだよね。