おっぱぶ☆
「とりあえず、
敬語じゃなくていいと思うよ」
まさしさんは照れた顔で微笑むと、
あたしのはだけた浴衣を
着せてくれた。
曲がもうすぐ終わる。
「どんな事情があるとか、
俺にはわかんないけど。
色んなお客さんがいるだろうから
無理せずシュウちゃんのスタイルで
やっていったらいいよ」
照明が明るくなり、
まさしさんの上から降りる。
膝が、少し震えていた。
放送が流れ、
あたしとエミちゃんは席を立った。
「がんばってね」
部屋を出るとき、
まさしさんは笑顔で見送ってくれた。