恋コイ☆
プロローグ
もし、この世に愛が有るならば、私に教えて欲しい。
今日も綺麗なこの夜空の星に私は願う。
小さい頃、私は母が大好きだった。出会いと別れたを繰り返してきた母だけど、私を何時も一番に考えてくれていた。
そんな優しかった母も………もう私の前には現れない。
血の繋がらない人達との暮らし、哀れむような目、まるで腫れ物の用に扱われ、優しくされればされるほど、自分の存在の不要さを実感させられる。
"愛"とは何なのか、もし苦しいほど焦がれることを愛と言うならば、"恋"は?
幼い内からそんな事ばかり考えていたら、知らぬ間に人との間に境界線を引くようになっていた。両親も扱いにくそうにしていた。
だから、私は、愛も恋もいらない。
必要ない。
独りで生きていくと決めたのだ。
今日も綺麗なこの夜空の星に私は願う。
小さい頃、私は母が大好きだった。出会いと別れたを繰り返してきた母だけど、私を何時も一番に考えてくれていた。
そんな優しかった母も………もう私の前には現れない。
血の繋がらない人達との暮らし、哀れむような目、まるで腫れ物の用に扱われ、優しくされればされるほど、自分の存在の不要さを実感させられる。
"愛"とは何なのか、もし苦しいほど焦がれることを愛と言うならば、"恋"は?
幼い内からそんな事ばかり考えていたら、知らぬ間に人との間に境界線を引くようになっていた。両親も扱いにくそうにしていた。
だから、私は、愛も恋もいらない。
必要ない。
独りで生きていくと決めたのだ。